昭和の特撮ヒロイン vol.9 森山いずみ/ウルトラマンタロウ

 

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 昭和の特撮ヒロイン vol.9

森山いずみ/ウルトラマンタロウ

 

ご挨拶

円谷特集の最後を飾る

〜身近なるミステリアス・ヒロイン〜

 

これまで本誌では南夕子、早瀬ユリ、入江ナミと円谷ヒロインを

扱ってきましたが、森山いずみ(以降、森山隊員)は、

その最後を飾るに相応しいヒロインとして当初から考えていました。

彼女はネット等での人気も高く、本誌へのリクエストも

多く寄せられていました。


しかし意外なことに『ウルトラマンタロウ』の中では、

森山隊員は 変身もしないし、出番自体もそれほど多くない。

当然アクションやヒロピン、パンチラ等、ヒロインを構成する要素も

極めて少ないのです。そのため本誌では

まず「彼女の人気の秘密は何なのか?」

という疑問を掲げ、それらに対して様々な角度から考察し、

より多くの回答を導き出すことを最大のミッションとしています。


第二期ウルトラシリーズの中では森山隊員ともうひとり、

南夕子がヒロインとして有名ですが、二人は非常に

対称的な存在でした。南夕子は『ウルトラマンA』の

主人公の一人として、自らも変身し怪獣と戦う戦士です。

 

しかし彼女は残念ながら番組途中で去ってしまった。

反面、森山隊員はZAT隊員の一人であり、皆の活躍を支援する

オペレーターとして最後まで登場し続けたのです。

 

注目すべきは、南夕子を演じた星 光子氏は再びメディアに登場したが、

森山隊員役の松谷 紀代子氏を見ることはないのです。

「何故、彼女は我々の前に姿を現さないのか?」これまで語られる

ことが無かった松谷氏の謎(その後の動向)についても、

本誌では裏テーマとして追っていきます。


『ウルトラマンタロウ』はすでに放映から40年以上経過しています。

しかし現在も愛され続ける作品内容と、その中で輝く森山隊員の姿を

より鮮明に語り継ぐために、本誌が少しでも役立つのであれば、

これ以上の喜びはありません。

 

Toshirou. 2014/12/27

 


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