昭和の特撮ヒロイン vol.3
風村鈴子/ベルスター
〜ザ・カゲスター〜
ご挨拶
シリーズ第3弾! 「正統派ヒロインの苦悩とは??」
昨年冬に続き、また皆様とお会いすることができ、大変嬉しく思います。
前誌では「岬ユリ子/電波人間タックル」を特集しましたが、
彼女と共通項も多いという理由もあり、
今回は「風村鈴子/ベルスター」をピックアップしてみました!
『仮面ライダーストロンガー』登場から、ちょうど一年後に放映を開始した
『ザ・カゲスター』は超マイナーな特撮作品でしたが、
ヒロイン役のベルスターは圧倒的な存在感を有していました。
しかしベルスターの人気は一過性のものであり、現在でも
それを語り継ぐような熱狂的なファンは明かに少ないように思えます。
「何故、後世になってそんな逆転現象が起きたのか?」
本誌ではそれを最大の疑問点として挙げています。
それらを突き詰めて行くと、本作を取り巻く厳しい環境や
それを打破しようとする制作側の施策、そしてその中で
必死にもがき苦しむ鈴子&ベルスターの姿を想像せずにはいられません。
画面には映し出されていない「彼女の心の叫びとは?」そして「真の姿とは?」
それらに回答を導きしだしながら“正当派 ヒロインの苦悩”という
今回のテーマに対して、誌面の許す限り
その核心に迫っていきたい!と考えています。
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また夏コミを向かえるにあたって3月11日に発生した
東日本大震災という大事件を忘れることはできません。
この惨劇を体験することで、我々は何かしらの
変革を求められているように感じます。 その真理の源となるものこそ、長年我々が愛してきた
特撮ヒーロー作品に山ほど散りばめられているような気がします。
本誌ではそんな事項にも触れながら、幾つかの
メッセージを発信していきたいと考えております。
是非この機会に本誌をご覧頂ければ幸いです。
Toshirou.
2011/8/12
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