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キカイダー01』番外編
第29.5話「人造人間マリ起動」Aパート（その②）

⑩充電に向かうマリに見知らぬ少女が話しかけてきた

サオリ「充電の仕方を教えるわ。電池がなくなりそうなんでしょ？」
マリ「そうなの　くるしいの・・・」

⑪マリは充電再開

サオリ「ジャックをおへそに差し込んで・・・　プラグをコンセントに差し込めば充電開始。簡単でしょ・・・」
マリ「う、うん・・・」

サオリ「充電完了までしばらく時間がかかるわ・・・」
「動かないでね」

⑫マリは充電完了してひと安心

（そして十数時間後・・・）
サオリ「これで充電完了！まだくるしい？」

マリ「ありがとうサオリさん・・・　もうくるしくないわ」

⑬サオリはロボットなのにおしゃべり。自分のエピソードを話し始める

サオリ「わたしもマリさんと同じように性能テストを受けたんだけど・・・」

サオリ「全然ダメだったの・・・」
マリ（うーん、その格好じゃムリかもね・・・）

でも苦しみ方がよかったと評価されて・・・
まだ開発途中だった激痛回路を組み込む改造を受けて、実験に参加することになったの・・・」

毎日何回も激痛回路のスイッチを入れられて・・・
くるしくて大変だったけど・・・

サオリ「くるしい！ボタンをはずして」

サオリ「改良を重ねて、スイッチひとつで死ぬほどくるしくなってボタンをはずしてもらうと解除できる、少女ロボット専用の激痛回路を完成させることができたの」
マリ「はぁ・・・」（嬉しそうに話すことじゃないと思うけど・・・）

サオリ「マリさんの体内にも　組み込まれているのよ」
マリ「そ、そうなんだ・・・」（全然嬉しくないんだけど・・・）

⑭突然サオリが苦しみ出す

サオリ「お、お願い！ボタンをボタンをはずして！くるしい！」
マリ「サオリさん！」

サオリ「セキュリティが働いて、激痛回路のスイッチが入ってしまったみたい・・・」
マリ「何が起きたの？」

サオリ「さっきの話はあたしもマリさんも知らないほうがいいわ・・・」
サオリ「第3ボタンのこと？」

サオリ「うううっ！」
マリ「サオリさん！」

⑮サオリはあわただしく走り去ってしまう

⑯シャドウの組織と自分の存在に疑問を持ち始めたマリさんでした

【Bパートにつづく】