ごあいさつ
今回何とか本誌を完成させ、「コミックマーケット70」という
最高の舞台で発売できることを、大変うれしく思っています!
思えば人造人間マリの魅力を何とか形にしたいと考え、
始めた制作作業ですが、すでに4年以上の月日が経って
しまいました。なかなか自分の中でモチベーションを
維持できず、途中で投げ出して遊びまくり、
でもそんな生活が虚しくて、また再開して・・・
ということを繰り返していました。
そんな自分を後押ししたのは、やはり「マリという
キャラクターへの熱き思い」であったと感じます。
作品評論といっても、すでに33年もの歳月が経ってしまい、
関連書籍もかなり限られていることから、資料的な価値を
持たせることはできませんでした。そのため本誌は
作品を細かくチェックし、印象に残ったシーンを
イラストに描き、解説を付ける形で構成しています。
なにぶん、人を惹き付ける絵的な技術や文才があるわけ
でもないため、他誌と比較すると見劣るする部分が多いと
認識しています。その中でも「マリの魅力を何とか再現
したい」という一心で自分のできることを積み重ねてきました。
本誌によって少しでも、「キカイダー01」という作品、人造
人間マリ/ビジンダーというキャラクターに対して思いを
巡らし、ファン同士で語り合っていただけたら、
これ以上の喜びはないと考えております。
Toshirou.
2006/8/30
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